コラム編集部
投資家の「最初の一文」で返信率が変わる理由
条件提示より具体的な共感を。打診チャットで起業家が返信したくなるメッセージの書き方を、悪い例・良い例つきで解説します。

ともしびで案件に興味を持ったら、まずはチャットで打診します。ここで差がつくのが最初の一文です。
起業家の受信箱には、短い定型文が並ぶこともあります。「興味があります」「詳しく聞かせてください」だけでは、どれも同じに見えてしまいます。本記事では、返信率が上がりやすい書き方を整理します。
避けるべき最初の一文
- 「御社に興味があります。資料をください。」
- 「出資を検討しています。条件を教えてください。」
- 「忙しくて全部読めませんでした。要約をお願いします。」
いずれも、ピッチを読んだ痕跡が見えません。起業家からすると、「誰にでも送っている」印象が残ります。
返信されやすい一文の型
関心の根拠 + 聞きたい論点の二つを入れると、対話が始まりやすくなります。
良い例: 「特養での夜勤の場面に共感しました。職員研修の導入施設で、継続率が最も高いのはどのような規模の施設ですか。」
良い例: 「間伐材のパイロット施工の写真が印象的でした。工務店側の導入障壁で、いま一番大きいものは何でしょうか。」
原体験の一場面や、ロジックの一項目に触れるだけで、「この人は読んでくれている」と伝わります。
最初の打診で書かなくてよいこと
- 出資額・持分・契約条件の仮提示
- 長い自己紹介や実績の羅列
- 「必ず出資します」といった約束
条件の話は、対話が進んでからの方が双方にとって建設的です。最初は関心の質を示すことに集中してください。
返信が来たあとの進め方
起業家から返信が来たら、次は1〜2問に絞って深掘りします。一度に質問を五つ並べると、相手の負担が大きくなります。オンライン面談に進む場合も、「何を確認したいか」を事前に共有しておくと、時間を無駄にしません。
ともしびは出会いと対話の場です。最初の一文は、その対話の温度を決める入口だと考えてみてください。
