コラム編集部
ピッチ公開後に直すべきは「進捗」——マイルストーンの書き方
一度出した原体験を毎回書き換えなくてよい。投資家が見に来るのは、直近で何を証明したかです。

ピッチを公開したあと、「本文全体を磨き直さなければ」と感じる起業家は少なくありません。実際に投資家が再訪して見るのは、多くの場合マイルストーンです。
本記事では、公開後に手を入れる優先順位と、進捗の書き方を整理します。
公開後に先に直す場所
- 直近の達成 — 試験導入、定期便の世帯数、協力店の継続
- 次の90日 — 調達額の使途と結びついた、検証可能な目標
- 未達の説明 — 遅れた場合は、理由を一行で残す
原体験の大幅な書き換えは、対話の途中だと読み手を迷わせます。物語は軸として残し、数字と現場の事実を足してください。
弱い進捗・強い進捗
弱い例: 事業を拡大する。認知を広げる。
強い例: 2026年9月、協力店4社のうち3社が有料継続。残り1社は写真アップロードの手間が理由で保留。
後者は、次の打診で「保留の1社をどうするか」という具体的な会話になります。
更新の目安
- 大きな実証(初回販売、導入、継続率)が動いたらその週のうちに追記
- 毎月1回、未完了マイルストーンの日付だけでも見直す
- AIロジック診断は、進捗を足したあとに再実行すると論点が増えすぎない
進捗は自慢のためではなく、いま何が分かったかを共有するメモです。短く、日付つきで残してください。
