初回面談の位置づけ
エンジェル投資家との初回面談は、出資の可否を決める場というより「続きを話すかどうか」を互いに確かめる場です。詳細な書類確認(デューデリ)や契約条件の交渉は、その後の段階で行うのが一般的です。
投資家は事業だけでなく、起業家の考え方や誠実さ、質問への向き合い方も見ています。完璧な回答よりも、分かっていることと分かっていないことを区別して話せることが信頼につながります。
First Meeting Q&A
最終更新:2026年10月6日
打診やチャットで関心が合うと、次は初回面談です。資料と違い、面談では「なぜあなたが」「本当に顧客はいるのか」といった問いにその場で答えることになります。本ガイドでは、エンジェル投資家によく聞かれる質問と答え方の型、そして起業家から聞き返すべき逆質問をまとめます。ピッチデックの作り方やデューデリ書類は別ガイドで扱います。
チャットで「今回話したいこと」を2〜3個伝えておくと、当日の時間を質疑に使える。
よく聞かれる質問に、1問1分程度で答えられるよう要点を整理しておく。数字は根拠とセットで。
投資判断の流れ、出資以外の関与、契約形態の希望など、相手を見極める質問を持っていく。
宿題になった質問の回答予定と、次に確認したいことを1つ添えると対話が続きやすい。
エンジェル投資家との初回面談は、出資の可否を決める場というより「続きを話すかどうか」を互いに確かめる場です。詳細な書類確認(デューデリ)や契約条件の交渉は、その後の段階で行うのが一般的です。
投資家は事業だけでなく、起業家の考え方や誠実さ、質問への向き合い方も見ています。完璧な回答よりも、分かっていることと分かっていないことを区別して話せることが信頼につながります。
個人エンジェルの初回面談で、聞かれることが多い論点です。
質問ごとに「答え方の型」を決めておくと、緊張していても要点を外しにくくなります。
| 質問 | 答え方の型 | 避けたい答え |
|---|---|---|
| なぜあなたがやるのか | 原体験→気づいた課題→いまの事業へのつながりを1分で | 「市場が大きいから」だけで終わる |
| 顧客は本当にいるのか | ヒアリング数・試用・支払い意思など検証した事実で答える | 「みんな欲しがっている」などの印象論 |
| 競合はどこか | 代替手段も含めて挙げ、違いを1点に絞って示す | 「競合はいない」と言い切る |
| いくら集めて何に使うか | 必要額・使途・達成するマイルストーンをセットで話す | 金額だけで使途があいまい |
| 評価額はどう考えているか | 必要額と渡す比率から考え方を示し、初回は幅で答える | 根拠のない数字をその場で確定させる |
| 答えられない質問 | 「確認して後日回答します」と持ち帰る | 推測で断言する |
面談は投資家を見極める場でもあります。出資を受けると長い付き合いになるため、次のような点は初回から聞いておく価値があります。
当日の雰囲気に流されず、次の点は守っておくと安心です。
ともしびでは、投資家からの打診やチャットを経て、当事者同士で面談の日程や方法(オンライン・対面)を決めます。運営は面談への同席、出資の仲介・保証は行いません。
調達ピッチに資金使途やマイルストーンを具体的に書いておくと、面談で同じ説明を繰り返さずに済み、質疑に時間を使えます。
成立事例は成婚レポートでもご覧いただけます。
FAQ
30分〜1時間程度で設定されることが多いです。初回は論点を絞り、深掘りは次回以降に回すと進めやすくなります。
事前に共有している場合は、画面共有で要点だけを示し、残りの時間を質疑に使うのがおすすめです。
必要額と渡してよい比率から考え方を示し、初回では幅で答えるのが無難です。詳しくは「シード期のバリュエーションと資本政策」を参照してください。
確認したい論点を2〜3個に絞り、自分の関与の深さ(情報交換のみか、助言も行うか)を伝えると、起業家も答えやすくなります。
いいえ。面談の調整・実施は当事者間で行い、運営は同席・仲介・保証を行いません。