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First Meeting Q&A

エンジェル投資家との初回面談で聞かれること・聞き返すこと

最終更新:2026年10月6日

打診やチャットで関心が合うと、次は初回面談です。資料と違い、面談では「なぜあなたが」「本当に顧客はいるのか」といった問いにその場で答えることになります。本ガイドでは、エンジェル投資家によく聞かれる質問と答え方の型、そして起業家から聞き返すべき逆質問をまとめます。ピッチデックの作り方やデューデリ書類は別ガイドで扱います。

調達ピッチを投稿するピッチデックの書き方を見る

初回面談の準備と進め方

  1. 1

    1. 確認したい論点を事前に共有する

    チャットで「今回話したいこと」を2〜3個伝えておくと、当日の時間を質疑に使える。

  2. 2

    2. 想定問答を短く答えられるようにする

    よく聞かれる質問に、1問1分程度で答えられるよう要点を整理しておく。数字は根拠とセットで。

  3. 3

    3. 逆質問を3つ用意する

    投資判断の流れ、出資以外の関与、契約形態の希望など、相手を見極める質問を持っていく。

  4. 4

    4. 24時間以内にお礼と次の一点を送る

    宿題になった質問の回答予定と、次に確認したいことを1つ添えると対話が続きやすい。

初回面談の位置づけ

エンジェル投資家との初回面談は、出資の可否を決める場というより「続きを話すかどうか」を互いに確かめる場です。詳細な書類確認(デューデリ)や契約条件の交渉は、その後の段階で行うのが一般的です。

投資家は事業だけでなく、起業家の考え方や誠実さ、質問への向き合い方も見ています。完璧な回答よりも、分かっていることと分かっていないことを区別して話せることが信頼につながります。

よく聞かれる質問

個人エンジェルの初回面談で、聞かれることが多い論点です。

  • ・なぜこの課題に取り組むのか、なぜあなたなのか(原体験)
  • ・顧客は誰で、いまはどうやってその課題を解決しているか
  • ・これまでに検証できた事実(ヒアリング数・試用・売上など)
  • ・競合や代替手段と比べて何が違うか
  • ・いくら集めて何に使い、次にどのマイルストーンを達成するか
  • ・チーム体制(フルタイムか、足りない役割は何か)
  • ・投資家に出資以外で何を期待しているか
  • ・他の投資家との話の進み具合

想定問答:答え方の型と避けたい答え

質問ごとに「答え方の型」を決めておくと、緊張していても要点を外しにくくなります。

よく聞かれる質問への答え方
質問答え方の型避けたい答え
なぜあなたがやるのか原体験→気づいた課題→いまの事業へのつながりを1分で「市場が大きいから」だけで終わる
顧客は本当にいるのかヒアリング数・試用・支払い意思など検証した事実で答える「みんな欲しがっている」などの印象論
競合はどこか代替手段も含めて挙げ、違いを1点に絞って示す「競合はいない」と言い切る
いくら集めて何に使うか必要額・使途・達成するマイルストーンをセットで話す金額だけで使途があいまい
評価額はどう考えているか必要額と渡す比率から考え方を示し、初回は幅で答える根拠のない数字をその場で確定させる
答えられない質問「確認して後日回答します」と持ち帰る推測で断言する

起業家から投資家への逆質問リスト

面談は投資家を見極める場でもあります。出資を受けると長い付き合いになるため、次のような点は初回から聞いておく価値があります。

  • ・これまでの投資経験と、投資先との関わり方
  • ・投資判断の基準と、決めるまでの流れ・期間
  • ・出資以外に期待できる関与(紹介・助言など)と、その頻度
  • ・想定している投資額の幅と、契約形態(普通株・J-KISSなど)の希望
  • ・他の投資家と一緒に出資することへの考え方
  • ・次のラウンドや追加出資についての考え方
  • ・既存の投資先の起業家に話を聞かせてもらえるか

初回面談で注意したいこと

当日の雰囲気に流されず、次の点は守っておくと安心です。

  • ・持分比率や契約条件をその場で仮合意しない
  • ・顧客リストや未公開の財務情報は、段階を踏んで開示する
  • ・「必ず出資する」という口約束を前提に動かない
  • ・面談前の費用請求や、高い利回りの約束などは慎重に確認する
  • ・やりとりの要点はチャットに残し、あとから見返せるようにする

ともしびとの関係

ともしびでは、投資家からの打診やチャットを経て、当事者同士で面談の日程や方法(オンライン・対面)を決めます。運営は面談への同席、出資の仲介・保証は行いません。

調達ピッチに資金使途やマイルストーンを具体的に書いておくと、面談で同じ説明を繰り返さずに済み、質疑に時間を使えます。

成立事例は成婚レポートでもご覧いただけます。

FAQ

よくある質問

初回面談の時間はどれくらいですか?▼

30分〜1時間程度で設定されることが多いです。初回は論点を絞り、深掘りは次回以降に回すと進めやすくなります。

ピッチデックは面談で使いますか?▼

事前に共有している場合は、画面共有で要点だけを示し、残りの時間を質疑に使うのがおすすめです。

評価額を聞かれたらどう答えればよいですか?▼

必要額と渡してよい比率から考え方を示し、初回では幅で答えるのが無難です。詳しくは「シード期のバリュエーションと資本政策」を参照してください。

投資家側が準備しておくことはありますか?▼

確認したい論点を2〜3個に絞り、自分の関与の深さ(情報交換のみか、助言も行うか)を伝えると、起業家も答えやすくなります。

ともしびが面談を仲介しますか?▼

いいえ。面談の調整・実施は当事者間で行い、運営は同席・仲介・保証を行いません。

関連ガイド

  • ピッチデックの書き方(10枚構成)
  • デューデリ書類チェックリスト
  • シード期のバリュエーションと資本政策
  • J-KISSとは
  • 安全なエンジェル投資の見分け方

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